2010年09月15日


WEBアプリケーションにおける「JavaScript」の役割

本来、WEB アプリケーションに JavaScript は必要ありません。

WEB アプリケーションの目的は、ブラウザから入力した情報をサーバーに送る事
が本来の目的ですので、サーバーサイドの PHP がその送られた情報をサーバーに
記録するという役割を持つ以上、JavaScript を必要としません。

極端な話、ブラウザは JavaScript の動作を禁止する事ができるので、ユーザに
よって、動くかどうか解らないものに頼るわけにはいかないのです。

しかし。

それで良いかと言えばそうでは無く、WEB アプリケーションの目的の殆どはビジ
ネスです。顧客をより多く得る為には、より豊かな表現力が必要になって来ます。
その際に活躍する「技術のうちの一つ」である事は誰も否定できないのです。

技術的には、JavaScript が活躍する部分は JavaScript のプログラマが作成し、
そのページは固定的にブラウザに送信する場合と、PHP がデータを元に動的に
JavaScript のコードを出力する場合があります。

当然後者は PHP と JavaScript を両方熟知したプログラマが作成する必要があり、
場合によっては、Flash の知識も必要ですし、基本的な HTML の知識も有している
必要があります。

よって、JavaScript だけのプログラマというのは WEB アプリケーションでは存在
せず、JavaScript の扱いを支援する為のライブラリばかりを作るプログラマという
人達が、かろうじて存在します。この人達は JavaScript の深淵にまで精通し、とて
も一般のプログラマが入っていけない領域を担当しています。

実は、実用レベルでは JavaScript のほうが他の言語よりもはるかに難解なのです。

ですから、WEB アプリケーションを目指すという事は、JavaScript に関しては、
それらの優秀なライブラリ群を使える人になるという事と同義であって、優先順位は
低いという事になります。

まず、PHP ですね。


posted by at 12:27 | Comment(0) | JavaScript | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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